韓国ドラマ『W-君と僕の世界-』あらすじ・感想｜おすすめ動画配信

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この記事では、韓国ドラマ『W-君と僕の世界-』のあらすじや見どころ、キャスト、第一話から最終回まで全話観られるおすすめの動画配信サービスをまとめて紹介します。

「ピノキオ」「君の声が聞こえる」のイ・ジョンスク主演。マンガの主人公と恋に落ちるという突飛な設定のラブストーリーです。

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韓国ドラマ『W-君と僕の世界-』あらすじ・感想
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韓国ドラマ『W-君と僕の世界-』あらすじ・感想

『W-君と僕の世界-』のスタッフ・キャスト

【演出】チョン・デユン／パク・スンウ
【脚本】ソン・ジェジョン
【出演】
イ・ジョンソク（カン・チョル：マンガ「W」の主人公）
ハン・ヒョジュ（オ・ヨンジュ：研修医）
イ・テファン（ソ・ドユン：チョルの護衛）
チョン・ユジン（ユン・ソヒ：チョルの秘書）
キム・ウィソン（オ・ソンム：マンガ「W」の作者）

脚本は、「イニョン王妃の男」、「ナイン～９回の時間旅行～」など、過去にタイムスリップをテーマにした作品を手掛けているソン・ジェジン。先が読めない展開は、本作とも共通するところが多いですね。

『W-君と僕の世界-』のあらすじ

ミュンセ病院で研修医をしているオ・ヨンジュは、ある日、指導医のパク教授から、マンガ『Ｗ』の最終回の内容を父親から聞き出してこいと言われる。ヨンジュの父は漫画家で『Ｗ』の作者なのだ。

ヨンジュが父親、オ・ソンムの作業場を訪ねると、アシスタントのスボンからソンムがいなくなったと聞く。ソンムの作業部屋で、父のタブレットに残された最終回の原稿を見てしまうヨンジュ。それは、主人公のカン・チョルが何者かに刺されて倒れている絵だった。その時、タブレットから血だらけの手が出現し、ヨンジュをタブレットの中へと引き込んだ。

そこは、なんとマンガ『Ｗ』の世界。ヨンジュの目の前には、重症を負ったチョル。ヨンジュは戸惑いながらもチョルに応急処置を施した。すると、『つづく』という文字が見えて、ヨンジュは現実の世界へと戻される。そしてウェブにアップされたマンガ『Ｗ』の最新話を読んで驚くヨンジュ。それは、今、まさにヨンジュが体験してきた出来事と同じストーリーだったのだ。

続きを読む（結末のネタバレなし）

行方不明だったソンムが戻ってきたと聞いて、ヨンジュは父にこの不思議な出来事については話そうとソンムの作業場を訪ねるが、なぜか冷たくたくあしらわれてしまう。そして、ソンムはチョルが入院中に毒殺されるという結末を描こうとしていた。ヨンジュは反対するが、その時、再びマンガの世界へと吸い込まれる。

現実世界でマンガを描いていたソンムのタブレットには、勝手にマンガの続きが描かれていくー。

ヨンジュは、危機一髪のところでチョルを救った。身元を明かせないヨンジュは何とか病院の外へと逃げるが、行く当てもなくバス停に座り込む。マンガの世界では、主人公を中心に時が流れるため、チョルが入院している二か月間は瞬く間に過ぎ、刺された傷がいえたチョルがヨンジュの前に現れる。

チョルが動揺するような出来事が起きれば、その回のエンディングとなり現実の世界に戻れるのではないかと考えたヨンジュは、チョルにビンタをしたり、キスをしたりして驚かせる。そして現実の世界に戻ることに成功する。

ところが、マンガの世界で二か月のときを過ごしたことになるヨンジュは、疲労がたまってバス停で気を失う。そして、またマンガの世界へ戻ってしまうのだった。気絶したヨンジュを見つけたチョルは、自分のペントハウスにつれていき介抱する。チョルは、家族を何者かに殺された悲惨な生い立ちや、かつて自殺を考え漢江に飛び込もうとしたことなど、自分のことを詳しく知っているヨンジュに驚く。

チョルの不在中に、チョルの秘書ソヒの罠にはまったヨンジュは警察に掴まってしまう。慌てて拘置所にヨンジュに面会しに来たチョルは、ヨンジュが異世界から来たと確信し、真実を話すようヨンジュに迫る。ヨンジュは「ここはマンガの世界だ」と告げてしまい、現実の世界へ戻っていく。

自分がマンガの主人公であることを知ったチョル。すると、マンガの世界ではチョル以外のときが止まってしまった。そこに現実世界へとつながる扉が現れ、チョルは現実の世界へ。

書店でマンガ『Ｗ』を読み呆然とするチョル。そして自分を生み出した作者のソンムを訪ねる。しかし、そこでチョルが知ったのは、自分に壮絶な過去を背負わせておきながら、家族を殺した真犯人は存在しない（設定していない）という事実。すべてはただの主人公の「設定」にすぎないと。そして、チョルを殺して物語を終わらせようとしていることに、怒りが込み上げたチョルは、銃口をソンムに向ける。ソンムは正義漢の強い男として「設定」したチョルに、人は殺せないと言うがー。

一方、マンガの世界からやって来たのはチョルだけではなく、マンガの中の悪役の真犯人も現実の世界へと出て来て、ヨンジュの命を狙おうとしていたー。

イ・ジョンスクのまさに漫画の主人公のようなスタイルと、キム・ウィソンの怪演に注目

マンガの主人公と恋に落ちる物語という設定を聞いて、もっとファンタジーな乙女チックなラブストーリーかと思っていたら、真犯人から命を狙われたり、ヨンジュの父で『W』の作者であるソンムがちょっとホラーな展開になっていったりと、予想できないスリリングな展開に目が離せなくなりました。二次元であるマンガの中の世界が比較的リアルに描かれていて、ファンタジーすぎないところが良かったです。

前半の方がわりとラブコメ、後半がサスペンスという感じでしょうか。

ヨンジュ役のハン・ヒョジュさんのコミカルな演技も可愛くて、また途中からソンム役のキム・ウィソンさんの怪演が光ってました。イ・ジョンスクさんは、背が高くてスラーっと手足が長いので、本当にマンガの主人公のようで立ち姿が様になりますね。回し蹴りしたときに足の長さがヤバい……。

そして、ソンムのアシスタントのスボンのキャラクターがよかったです。ホラーになりそうなときも、切なすぎるストーリーのときも、ラブコメに引き戻してくれるようなホッできる（クスッとできる？）キャラクターで良かったです。

後半の展開は、ちょっと都合よすぎるかなーとか、タブレットがマンガと現実を繋ぐ鍵になっているけど、チョルやユンジュは、タブレットと関係なく現実とマンガの世界が行き来できているし。設定は面白かったのですが、えー……後からそんな……という展開や、ちょっと説明つかないんじゃ？となることも多かったのです。それはそれで、それでこそマンガの世界でありフィクションと思えば楽しめます。

『LOVE IS…穏やかで、愛しくて、だから』　ドラマで使われた絵本

本作の中で、チョルとヨンジュが内容を再現しようとした絵本がこちら。本書は韓国のイラストレーターPuuung (ポオン)氏による、日本で初めて発売された作品集だそうです。温かみのある絵にほのぼのしますね。

Ｌｏｖｅ　ｉｓ．．．穏やかで、愛しくて、だから /かんき出版/Ｐｕｕｕｎｇ

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