綾野剛・松田龍平共演:映画「影裏」あらすじ・感想|動画配信まとめ

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2020年2月に劇場公開された、映画『影裏』が動画配信サービスでも観られるようになりました。

芥川賞を受賞した沼田真佑による日本の短編小説を、『るろうに剣心』の大友啓史監督、綾野剛・松田龍平共演で映画化したヒューマンドラマです。

ケセラ

ほぼ綾野剛さん目当てで視聴しました!『楽園』『閉鎖病棟』に続いて、本作でも少し影のある繊細な役を演じられています。

この記事では、映画『影裏』のあらすじと感想や見どころ、視聴できる動画配信サービスについてまとめます。

映画『影裏』あらすじ・感想

映画「影裏」予告動画

映画「影裏」のスタッフ・キャスト

【監督】大友啓史
【脚本】澤井香織
【出演】綾野剛(今野秋一)、松田龍平(日浅典博)、筒井真理子(西山)、中村倫也(副島和哉)、平埜生成(清人)、國村隼(日浅征吾)、永島暎子(鈴村早苗)、安田顕(日浅馨)

映画「影裏」あらすじ

転勤で岩手県の盛岡にやって来た今野秋一(綾野剛)は、慣れない土地でどこか淡々とした毎日を送っている。ある日、同じ年の同僚、日浅典博(松田龍平)に声を掛けられ、話をするようになる。

突然今野の家に酒を持って現れた日浅。他愛もない話をして飲み明かす二人。日浅は今野を釣りに誘う。二人は渓流釣りに出かけたり、映画に行ったり、飲みに行ったりと徐々に距離を縮めていく。今野は日浅と過ごす時間に心地良さを感じていた。

しかし、ある日、日浅が何も言わずに会社を辞めてしまう。しばらくして、また突然姿を現した日浅は、互助会の営業をしていた。今野は日浅に勧誘され契約をする。再開した二人だったが、夜釣りに出かけたある日、些細なことで雰囲気が悪くなってしまう。朝まで飲もうという日浅の誘いを断り、今野は帰宅する。

しかし、それが日浅と会った最後になっていしまう。震災の後、日浅が行方不明になってしまったのだ。今野は日浅を探し、日浅の父親や兄と会いにいくが、そこで聞かされるのは、今野が知らなかった日浅の裏の顔……。

『人を見る時はな、その裏側、影の一番濃い所を見るんだよ』

日浅の言葉を思い出す今野。日浅の行方も真実も分からないけれど、日浅と過ごした時間は今野にとってかけがいのない時間だった。

ミステリー要素は少なめです

「ヒューマンミステリー」というキャッチコピーがついていたので、失踪した親友の謎を紐解いていくという謎解きやサスペンス色がもっと強い作品なのかなと思っていました。しかし、本作は、愛する人を失った喪失感との向き合いと再生が描かれている作品でした。ひと時でも大切な時間を共有した愛しい人が目の前から突然消えた時、その真相を追い求めるのは、例えその真相が分からなくても、喪失感に向き合い、受け入れ、それでも続いていく人生を少し前に進めていくために必要なのことのように思えました。

スローテンポで話が進んでいくので、好き嫌いは別れる映画かなと思います。予告がもっとサスペンスっぽい感じがするので、観てからガックリしてしまったという声も聞きました。一方で自然の光や音といった映像がとても美しいです。自然の描写に今野や日浅の感情が重なっていくのが絶妙でした。

綾野剛&松田龍平の演技が見どころ

主演の綾野剛と松田龍平の二人の演技が見どころと言ってもいいくらい素晴らしいと思います。普段から綾野剛さんは大好きな俳優さんなので、感想も贔屓目に見てしまうところはあると思いますが、監督が出演を熱望したお二人ということに納得です。

同性愛者であることを隠している今野を演じた綾野剛さんは、冒頭からなんだか物凄く色っぽい。ブリーフ姿が多かったり雨に濡れていたりという描写もあると思うのですが、その佇まいや視線が何かを抱えて隠して生きている人だなということが伝わってきます。そして、日浅との仲が深まるにつれて、今野は友達以上の感情を抱いていたと思いますが、可愛らしく微笑む姿も印象的でした。

そして日浅を演じた松田龍平さん。いつも突然でふら~ッと来てふら~ッと消える。本当は何を考えているのか分からないミステリアスな日浅。今野と仲を深めていく場面でも、失踪してから周りの人々によって語られる「いい人」ではない日浅を予感させるような、松田さん演じる日浅の表情が印象的です。松田龍平さんは本作第2回海南島国際映画祭松田龍平ベストアクター(最優秀男優賞)を受賞されました。

また、脇を固めたキャストの方も演技派揃いで見ごたえがあります。出演シーンは少ないにも関わらず日浅の父親を演じた國村隼さんの存在感が物語の重要な部分にもなりますし、綾野剛さんが「めちゃめちゃ可愛かった」と感想を話されていた通り、中村倫也さんが温かくも凛とした「女性」を演じられています。

原作は、第157回芥川賞を受賞した沼田真佑の小説「影裏」

原作は芥川賞を受賞した沼田真佑さんの同名の小説『影裏』です。筆者は未読で先に映画を観てしまいましたが、小説も読んでみたいなと思います。

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※本作品の配信情報は2020年8月10日時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況については各社のホームページもしくはアプリをご確認ください。

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